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クロニクル 10

小説
たくみ
たくみ

たくみの専業時代のおはなしです

さて勤めていた会社が倒産し、
パチプロ生活を始めたたくみでしたが、
パチンコの釘も段々と渋くなってきて
さてさて、この先どうしようかな?と
いうところ。
ようやくスロを打ち始めます。

前回までのお話はこちらから↓

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スロットで勝てるのか?

朝から並んでいるのは
自分たちパチンコを打つ奴だけではない。
この店ではむしろスロットを打つ奴のほうが多い。
この店はパチンコがメインの棟と
スロットがメインの棟との2棟に分かれており、
いわゆる裏モノとよばれるイリーガルなスロットは
スロットがメインの棟に設置されている。
(ニューパルサーやジャグラーなど
おとなしめのノーマル機はパチンコの棟にある)

朝から並んでいる連中は
裏モノをメインに打っているのだろう。
スロットだけがある別棟にずっといるので、
日中は顔を合わせることはない。
聞いた話ではこの店は
棟ごとでオーナーが違うらしい。
とはいえ社員は両方行き来しているので、
おそらく裏モノで手入れをくらっても
片方は営業できるように名義上
そうしているのではないだろうか。
まぁ裏モノでしっかり抜いてもらって
パチンコで自分達に還元してくれたらいうことはない。

閉店前に大量の景品を持っている男がいる。
あいつがスロット村の大将で
皆をまとめているのだろう。
パチプロが株式会社みたいな真似をして
どれだけ儲けているのかは知らない。
「裏モノなんて店が
自由に出したり抜いたりできるんだろう?」
この時の俺はそう思っていた。

パチンコがある棟に置いてある
スロットはノーマル機だ
(おそらくイジられてはいない)
中には2、3箱積んでいる台もあり
設定も入っているようにみえた。
「あれでいくらくらいになるのだろうか?」
この店でスロットを打ったことはないので、
そのへんもわからない。
雑誌には目を通しているから知識は多少ある。
設定が高ければ勝てるんだろう?
でも設定は外からわからないんだよな。
それがパチンコとの大きな違いだ。
パチンコは釘を見れば良し悪しが分かる。
スロットの場合履歴がいくら良くたって
その人のヒキが良かったからかもしれないじゃないか。
そんな風に思っていたのだが、
ある時、昼過ぎに空いた履歴の良い台を
一度打ってみることにした。
(渋いパチンコに嫌気がさしたのだ)

機種は初代のジャグラーだ。
光れば当たりという単純な台だが、
レギュラーにかなりの設定差があることは
雑誌をみて知っていた。
なのにこのシマの常連たちはというと
レギュラーの多い台を
「この台は当たってもバケばっかりや」
と毛嫌いしている様子。
だがこう言うのには理由があって、
実は別棟には裏モノのジャグラーがおいてあり、
そちらのほうは出ている台は
ビッグばかりが連チャンしている。
そんなこともあってか、
ここの客はレギュラーのついてる台を
毛嫌いしているのだろう。

4号機のジャグラー(ノーマルのほう)は
公表の機械割は107%くらいになっているが、
実際はもっと高い(115%くらいはあっただろう)
この機種に限らず4号機の機械割の公表値
というものはいいかげんなもので、
実際に打ってみないとその本質が
つかめない台ばかりだった。
公表値を信じて
「4号機も5号機も最高は119%だろ?」
なんていう人がいたら気をつけた方がいい。
この時代にホールで喰っていた人間は
雑誌の数字なんかよりも自分の感覚を信じている。

さて俺もスロでも喰えるかどうか
自分の感覚を試してみようじゃないか。
久しぶりに打つスロットは
最初は図柄が見えずうまく揃えれなかったが、
比較的図柄が見やすい
ジャグラーだったのが幸いし、
目押しにはすぐ慣れた。
やはり高設定だったのか当たりも軽く、
すぐに箱を使う展開になる。
なるほど確かにバケは他の台より倍くらい多い。

パチンコでは当たりを待つだけだが、
スロットはなんだか自分で当てている感じがして新鮮だ。
夢中になって閉店まで回した結果
3千枚以上のコインを獲得するに至った。
リプレイハズシなんてこの時はよく知らないし、
設定6の確率以上に当たってくれたから
ビギナーズラックなのだろうが、
心地よい達成感があった。
「これでいくらくらいになるんだろう?」
手にした勝ち額は5万ちょい
(この店は当時6.5枚交換)
等価に近い今から考えると交換率は良くないが、
関西ではこの頃7枚交換などが主流で、
等価でないメリットは店が高設定が使えるということ。
(それでも設定1比率は今よりも高かったが)

この店が本当に高設定を使っているなら、
この状況は喰えそうな匂いがプンプンする。
パチンコとスロットの二刀流で
まだまだいけそうな気持ちになった頭の中からは
すっかり再就職の文字が消えていたのだった。

続く
【この作品はフィクションであり、実際の人物および団体とは関係ありません】

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