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【スロ小説】クロニクル18

小説
たくみ
たくみ

たくみの専業時代のお話です

不定期連載「クロニクル」を一回はさみます。

コウタと連携?するようになって
楽しみが増えたたくみ
実践後には一緒に飲みに行くこともしばしば。
そこで新たな出会いもあるのでした。

前回までのお話はコチラから↓

クロニクル18

息を飲む美しさと言うが
彼女を初めて見た瞬間、俺は思わず息を飲んだ。
それは彼女が美人だったからというよりは、
もしかしたらどこか陽子に似ていたからかもしれない。


「あの焼肉屋でええんやないか?」
6をツモったからといって、
大して勝ってもいないのに
焼肉を奢らせる気だよ、コイツは。
半ばあきらめて「どこでもいいよ」と返事をする。
まぁこの時間に開いてる店は少ないから仕方ない。

店の前まで来ると、
脇にヤクザっぽい目つきの悪い男たちが立っている。
おいおいそっち系の店なんじゃないか、
と内心不安に思ったが、コウタは俺の奢りだからか、
気にせず店の中に入って行った。
「いらっしゃいませぇ」
その瞬間のことだった。

「さっきのネエチャン、めっちゃべっぴんじゃなかった?」
「あ、あぁそうだな」
「・・・気ぃの無い返事やけど、
自分さっきからネエチャンの顔ばっか見てるやんけ」
返す言葉が無いが、そうなのだ。
よく見るとまったく似てない気がする。
さっきのは何だったんだろう?
雰囲気が似てるのだろうか・・・

「ここの肉旨いなぁ~、ひさびさに和牛食べたわ」
その分、値段も結構なもんだけどな。
確かにかなりの高級店で、良い店だ。
パチプロふぜいが来る店じゃないと思う。
「いらっしゃいませぇ」
その時、店の前に立っていた
ヤクザっぽい男たちが店に入ってきた。
そして席に座るなり、あのべっぴんさんを席に呼んでいる。
「おいおい、この店はそういうサービスもしてるんか?」
コウタが肉を持ってきた店員を問い詰める。
「俺らの席にもあのネエチャン、呼んでぇや~」
「いや、これ内緒なんですけど、
あのお客さんは〇〇組の若頭さんなんですよ~、
えらいマキさんを気に入ってまして・・・特別なんですよぉ」

映画などではヤクザといえば
広島というイメージがあると思うが、
実際に最近でもドンパチやっている地域はこのあたりだ。
石を投げればヤクザに当たるというくらい、ガラが悪い。
しかし、そこまで大物だとは思わなかったのだが。
若頭といえば組のナンバー2だろう?
「納得いかんなぁ~、たくみ!
今日から毎日この店通ってあのネエチャン口説くで!」
勝手にしてくれ、お前の金でな。

そのうち若頭のグループは帰り、
店の中には俺らしかいなくなった。
コウタは完全に酔っぱらってしまっている。
「お連れさん、大丈夫?」
そういってべっぴんさんが声をかけてくる。
「大丈夫やで!明日もくるから
今度は俺らの席に着いてや!」
すると彼女は
「ありがとう!お待ちしてますね」
と満面の笑みで返してくる。
マキと言ったか、
酔っ払いのあしらい方も堂に入っているようだ。
「コウタもう、帰るぞ。
すんません、おあいそお願いします」
店を出ると時計は深夜1時をとうに回っていた。
「たくみぃ!明日も6ツモらなあかんから、今から並ぶで!」
「アホかお前は」
「いや、ほんまに狙い台あんねんて」
コウタは強引に俺の腕をひっぱり
ホールへ向かおうとする。
まったく、酔っ払いの相手は疲れるぜ・・・
まぁ酔い覚ましに遠回りして帰ってもいいか、
とホールに近づいていくと、
なんだかホール内が明るく見える。
「こんな時間になんで電気が点いてるんだ?」
「さては今の時間に設定打ち変えよるんやで。
もしかしたらどの台に入れとるか分かるかもしれん!」
そう言うと、コウタは酔っ払いとは思えない
駆け足で店に向かって走っていく。
その後ろを俺も慌ててついていくのだった。

続く
【この話はフィクションであり実在の人物とは関係ありません】

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