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クロニクル#03

小説
たくみ
たくみ

不定期連載の小説です
この時、パチンコで勝つことは
そう難しい事ではなかったのです

前回のお話はこちら↓

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パチンコ・マン

大勝利をおさめた次の日、
調子に乗った自分は、開店待ちの
列の最後尾に並んでいた。

顔ぶれは近所の商店主や
爺さん婆さん達、
先頭のほうには、
いかつい感じの面子が何人か。
昨日、釘を熱心にのぞきこんでいた人は
列の後ろの方に並んでいる。

「あの人プロなのかな?」

自分が帰った後も、まだあの人は打っていた。
10箱くらいは持っていたように思う。
開店ミュージックが流れ皆が店内に入っていく。
私は小走りに昨日出た台に向かった。

「昨日と釘が同じなら・・・」

そう思いながら台に向かったが、
残念、みるからに釘は締まっていた。

「まぁ仕方ないか」

毎日釘をいじるのか、出たから締めたのかは
まだわからないけれど、
締められた以上、
他に良い台がないか見ていく。
あの人は今日も熱心に釘を見ている。
あの人がプロならあまり同じシマにいるのは
良くない気がして自分は他のシマを見に行く。

「これは開いてるんじゃないか?」

昨日ほどガバ開きな釘ではないが、
それらしい台を見つけた。
隣近所の台と比べてみてもやっぱり命釘は広い。

「よし、今日はこれを打とう」

見たことも聞いたこともない台だったが、
台にスペックが書いてあり
大当たり確率は1/315で確変50%とある。
ごくごく普通のスペックだ。
昨日の回りからすると物足りないが、
これでもボーダーは超えているだろう。
千円あたり30回転を常に超えている感じは無い。
ムラはあるが、ならしてみると
27、28回転と言ったところか。
25回転を超えて持ち玉で打てれば勝負になるはず。

無制限の権利が欲しい。
後で少々ハマってもいいから、
朝一はすんなり当たってほしい。
(開店一時間以内に当たれば終日無制限で打てる店のルール)
1時間で回せるのは300回ちょい
といったところ。

確率くらいで当たれば権利はもらえる。
この日はギリギリ5分前に当たってくれた。
確変ではなかったが、どうでもいい。
とりあえず今日もこれでイタダキだ!
と思っていたのだが・・・

今日は当たりが重く
なかなか持ち玉が増えていかない。
それどころか買い足し買い足しで
投資は3万円を超えてしまっている。
(無制限札を取られないように
少し箱に玉を残して買い足している)

今はなんとか2箱持っているが、
勝ちが遠く感じてしまう。

それにひきかえ、あの人は
今日も快調に箱を積んでいる。

「こっちは苦労してるのに・・・」

面識もないのに勝手にライバル視して、
嫉妬までしてる事になんだか笑ってしまった。
パチンコはひととおり演出をみてしまったら、
ひどく退屈だ。
暇すぎていろんなことを考えてしまうからだ。
時刻はもう7時をまわっている。
打てるのはあと3時間といったところ。

今日はこのまま負けてしまうのだろうか?
そう思ったその時、確変の奇数で
熱めのリーチがきて当たってくれた。
今日は最高で3連チャンだった確変が
この時は6連チャンする。
これでなんとか浮きが出たかも。

気持ちが楽になったからか、
このあとも2、3回初当たりが取れ、
最終的に9箱流すことができた。
投資が3万円で回収が4万5千円。

散々ハマって楽勝ではなかった分、
なんともいえないカタルシスを感じている自分がいた。
仕事をしている時には感じたことのない気持ち。
今まで感じたことのなかった感覚に
魅了されつつある自分がいたのだ。



【この作品はフィクションであり
実在の人物、団体とは関係ありません】

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